*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
ラッピングされたリボンをほどいて、手作りトリュフをひとつ食べてくれた。
「甘すぎない?」
「うん。おいしい」
やったね。渡した直後に、目の前ですぐ食べてくれるのって、やっぱり嬉しい。
「昔を思い出すな……。コーヒー淹れるね!」
ベッドから立ち上がって、キッチンに向かおうとした瞬間。和人の腕に掴まれて、引き戻される。
「昔って?」
「え?」
「何を思い出したの?」
わわわ……私、なんか変なこと口走った!?
「別に深い意味はなくて……ただ……」
ジッと見られて焦る私。言ってもいいよね? 嫌がるかな。
「中学の時、好きな先生に手作りチョコあげたの。結婚して子供もいたんだけど、すごく人気のある先生で……」
って言ってる間にも、不機嫌な顔してるし!!