*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
朝起きたら目が痛かったって、やっぱり仕事のせい?
疲れてるんだろうな。休みはいつも、私と会ってくれてるから。ゆっくりできる時間がないのかも。
メガネをかけたまま寝ている和人から、ソッとメガネを外す。次の瞬間、和人はうっすらと目を開ける。
「ごめん。起こしちゃったね。寝にくいと思ってメガネ外したんだけど」
「いいよ。サクラより先に寝てごめん」
全然いいのに。私はやっぱり和人と一緒にいると、ドキドキして眠れないし。
「寝ていいよ。私も寝るから」
寝かせてあげよう。私はギュッっと、抱き締めてもらえるだけで満足だもん。
「おやすみのキスして」
私が言うと、和人はチュッっと額にキスをくれる。ああ、幸せ。やっぱり眠れそうにない。
……と思っていたら、ゴロンと私は仰向けに寝かされて、和人は私の体の上。
「え? 和人?」
「やっぱり一緒にいるのに、寝るのはもったいないよね。2日遅れだけど、今日はバレンタインだし、もっと楽しいことしようか」
え、ええ!?
楽しいことって……!?