*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「……いい加減にしてよ」
「え?」
「和人の負担になることばかりしないでよ! 仕事を失敗するのは勝手だけど、和人にまで迷惑をかけないで!」
木下さんは傷ついた顔をしていたけど、もうどう思われてもよかった。
許せなかった。
「和人のこと好きなの? もしかしてわざとミスして、和人と私の仲を邪魔しようとしてるの?」
「違います!」
全力で否定してるけど説得力ないんだよ。
記憶が飛ぶくらいお酒飲んだ翌日に、こんなに朝早く起きられる? 具合も悪くなさそうだし。スッキリした顔してるくせにおかしいよ。
「……確かに仕事はきちんとできないけど。あなたがいなきゃ、あのミスは防げました!」
は? 私がいなきゃ?
いきなりわけの分からないことを言ってくるから、唖然としてしまった。