*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



「サクラの一生を責任持つって約束、俺に叶えさせてほしい」


叶えてよ……叶えさせてじゃなくて、私が叶えてほしいんだよ。



「もうこれから先、サクラ以上に好きになれる女なんて出会えない。本気で……本当に、サクラが大好きだよ」



和人の目からも涙が零れた瞬間……。


私は和人の胸に抱きついた。


和人も受け入れてくれて。


きつく、強く、抱き締めてくれた。



「私も好き。大好き……」


やっと、言えた。


私の本音。


気持ち。


抱き締めたまま、私の肩に和人は顔をくっつけて声を押し殺すように泣いてるから……


余計、涙が止まらなかった。



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