*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「木下さんのこと……まだ疑ってる?」
木下さん……この人の名前は口にもしたくないけど避けて通れないよね。
「信じてるよ。でもあの人嫌い。仕事でも、和人ともう関わってほしくない」
もういい子になるのはやめて本音を話した。ワガママって思うけど……もう本当に仕事でもヤダ。
和人は私の肩をグッと強く抱いてくれた。
「もう指導の担当も変えてもらったから大丈夫だよ。今は挨拶程度しか話してないし」
「へ?」
「俺が家に泊めたり、間違えてキスしたこと説明しても勘違いしてるし……自業自得だから我慢してたけど」