*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「きちんとサクラじゃないとダメだって伝えた。まだ不安?」
「……ううん」
和人がきちんと言ってくれたんだからもう充分……。
私の口からも邪魔しないでって言ったし。……悔しいから言い返してやりたいって思ってたけど。
きっと好きな人にそんな態度をとられてたら、もう充分傷ついてるよね。
「サクラ、思ってることは全て言って」
「……私以外の女の子は、もう二度と家に入れないで」
「うん、誓う。何があっても、あの家には俺とサクラとスノーしか入れない」
スノー……もうずっと会ってないや。
「スノーに会いたい。混まないうちに帰ろ?」
「渋滞したほうがサクラと一秒でも長く一緒にいれるから最後までいよう」
うっ……久々くるなぁ。和人の言葉で胸キュン。嬉しいっ!!
このしっとりとした雰囲気に似合わず私の顔はにやけてしまう。