*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



「……明日の朝、スノーと二人で迎えに行くから今日は我慢して」

「今日、マンションに行ったらダメなの?」


スノーに早く会いたかったし……今日は泊まってもいいよって、言ってくれるかと思ったのに。一緒にいたいよ。


「今日サクラをマンションに連れて帰ったら……めちゃくちゃに抱いちゃいそうだし。浴衣……一人で着れないでしょ?」


あ……浴衣姿の自分を見て一気に顔が熱くなる。


「そっ……そうだよね!」

めちゃくちゃにって……。少しだけ想像してしまって、顔が熱くなる。浴衣じゃなきゃ、マンションに行ってたのかな。


「浴衣姿のサクラ。すごくキレイだよ……。ドキドキする」


ドキドキするのは私。そんな言葉、言われて……愛おしそうに見つめられたら……。


ゆっくりと顔が近づいてきて、自然と目を閉じる私。


軽く唇を重ねてきて何度も焦らすように下唇を舌で触れてくるから……。


「ん……」


自分から唇を開いて、和人の舌を絡めとる。


手に持っていたかき氷はすっかり溶けちゃって……私もイチゴ味より甘いキスに溶けちゃいそうだった。





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