*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
愛を求め合う
翌朝、7:00。
私はもう準備バッチリ。学校に行く時なみに早起きして、念入りに髪をアイロンで伸ばした。
和人も早い時間なのにきっちり家の近くまで車で迎えに来てくれて、走って車に駆け寄った。
「きゃあ! スノー!」
後部座席にはスノーが丸くなって座っていて、後部座席を開けて、スノーを膝にのせて背中を撫でてあげた。
私を見上げる大きな目。スノーはおとなしく私の膝の上で寝てくれた。
よかった……。忘れられてなかった。
「サクラ、助手席においで。スノーも一緒に」
「なんで? 寂しい?」
「うん。サクラの顔が見たい」
ぷっ……そんなストレートに嬉しいことを朝イチから言ってくれたら、舞い上がっちゃうよ。