*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「和人、氷入れる?」
冷蔵庫に手を伸ばした瞬間……。
隣にいた和人が私の左手を掴んできて、ギュッと抱き寄せられる。
「和人……?」
「ちょっと……このままでいて」
……和人も私と同じこと考えてたのかな。切なくなるよね。悲しくなるよね。
私も背中に腕をまわして、ギュッと抱きついた。
和人に聞こえちゃうんじゃないかってくらいドキドキして。
だけど一番落ち着くし、幸せを感じる和人の腕の中。
ソッと右手を頬にあててきて、私は和人を見上げる。
そのまま自然と唇を重ねて、目を閉じた。
優しいキスが、どんどん激しくなっていく。
いつの間にか私の後頭部は和人の右手で支えられて、背中を冷蔵庫に押しつけて身をよじる私。