*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「んっ……あっ」
酸欠になりかけて何度も顔を背けるけど、舌はすぐに追い掛けてきて唇を塞がれる。
そして左手がスカートの中に入ってきて、足に触れられただけでビクッと体が震えた。
その私の動きにピタッと和人も動作が止まる。
息が荒くなっている私。和人は私の唇を親指で触れて口を開いた。
「……どこか出かけようか」
「え?」
そう言って私から離れていく。
「どこ行きたい? サクラの行きたいところに連れて行くよ」
なんで……?
昨日からずっと感じてた違和感……和人はやっぱり……。
「和人……お願いだから前みたいに普通に接して?」
背を向けたままの和人に近づいて、後ろからギュッと抱きついた。