*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



こんなこと言うとまた積極的って思われちゃう?


でもキスだけじゃ足りないの。


もっともっと。


触れ合いたくて。


「……っ!」


抱きかかえられように激しいキスを突然交わされて、口内全体を舌でかき回される。


背中に手をまわされて、ふわりと宙を浮く私の体。 


寝室の扉が開いて、パタンと閉じられた。



私をベッドの上に座らせて、和人はTシャツを脱いで私の首に顔を埋める。


「っ……」


唇が触れた肌のところが熱くて、一気に体中に熱が帯びる。


「……きっと加減できない。痛い時だけ言って」

「うん……」


受け入れるよ……。


もう。


言葉とかキスだけじゃ伝えられないくらい……。


好きって感情。


ギュッと髪を掴んで、何度も角度を変えて熱いキスを交わす。


唇が離れても口を開いて迎え入れれば、また深くて熱い舌の感触。


まるで磁石のようにお互いを求め合って、そのままベッドの上に押し倒された。



< 260 / 472 >

この作品をシェア

pagetop