*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「私も喉かわいた……」
冷蔵庫を開けた瞬間、後ろから和人に抱き締められる。
「和人も起きたの? 少しは眠れた?」
「ん。どっか食べに行く?」
「なんか飲んでから出かけよう」
グラスに氷を入れていると、和人はソファーに座って頬杖をついて一点を見つめていた。
また何か考え込んでる。
どうしたの?
私たち、やっと仲直りできたのに……まだ前みたいに戻れてない?
アイスコーヒーを注いでテーブルにグラスを置いて、和人の隣に座る。
「……和人、昨日から何を考えてるの?」
「別に。何も考えてないよ」
優しく笑いかけてくるけど納得いかないよ。和人の膝の上に座って首に両腕をまわして抱きついた。