*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「仕方ないじゃん。サクラは鈍いんだから」
アッサリバッサリ!!さっきから気にしてることをー!!
「俺なんて初めてリョウくんに会った時から、サクラに気があるの気付いてたよ」
「……ふーん。和人は私と違って勘がいいからね!」
半分いじけてソファーに寝そべった。
「私ってひとつに集中しちゃうと周りが見えなくなるから。私はきっと和人しか見えてなかったんだ」
「……じゃあ、俺が最初からサクラに気があることは気付いてた?」
………………………。
………………。
「うん!」
「嘘つき!」
ソファーの上の無防備な私の体をくすぐってくる和人。
「きゃはは! ヤダヤダ! やめてよー!!」
和人だって分かりにくいんだから気付くわけないじゃん!二人でソファーの上で戯れ合って楽しかった。