*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



「仕方ないじゃん。サクラは鈍いんだから」



アッサリバッサリ!!さっきから気にしてることをー!!



「俺なんて初めてリョウくんに会った時から、サクラに気があるの気付いてたよ」


「……ふーん。和人は私と違って勘がいいからね!」



半分いじけてソファーに寝そべった。



「私ってひとつに集中しちゃうと周りが見えなくなるから。私はきっと和人しか見えてなかったんだ」


「……じゃあ、俺が最初からサクラに気があることは気付いてた?」



………………………。
………………。



「うん!」


「嘘つき!」



ソファーの上の無防備な私の体をくすぐってくる和人。



「きゃはは! ヤダヤダ! やめてよー!!」



和人だって分かりにくいんだから気付くわけないじゃん!二人でソファーの上で戯れ合って楽しかった。





< 280 / 472 >

この作品をシェア

pagetop