*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



こんな場所に来ると改めて和人との年齢差を感じる。



だって和人似合ってるんだもん。私もこんな雰囲気に合うような大人な女性にいつか、なれるのかな。



「記念に写真撮る?」


「へ? ここで写真撮っていいの?」



他のお客さんに迷惑になるんじゃ……私はどぎまぎしてるのに逆にウェイターのお兄さんが声をかけてきて写真を撮ってくれた。



ああ……わりと自由なんだ。あまりに周りの目を気にして緊張してたけど、私は普通に食事を楽しめばいいんだ。



開き直ってからは素の自分でいれた。まあ、おいしいを連発ばっかりしてただけだけど。



デザートはバースデーケーキで、それも記念に写真を撮った。



「お腹いっぱい! ごちそうさまでした」


「どういたしまして。夜景を少し見てから帰ろ」




手をつないで二人で夜景の見えるロビーの椅子に腰掛けた。





< 300 / 472 >

この作品をシェア

pagetop