*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
ああ……でもダメだ……
喧嘩してもその日に仲直りって決めたんだから
早く和人に電話しなきゃ。
「携帯……」
「はい」
誰かが私に携帯を手渡してきてくれた。
まだボンヤリとする頭の中に響いてきた聞き覚えのない男の子の声……。
…………男の子?
パチッと目を開けた瞬間。私の顔の上には見知らぬ男の子の顔。
私はその男の子に膝枕されている状態。やっと自分の現状を把握した私は慌てて起き上がる。
「だっ……誰?」
「しっ! みんな寝てるから」
どういうこと?みんなって……
周りを見渡すと、最初女の子三人で入ったカラオケボックスには男の子三人も入り込んでいて、みんな椅子の上で寝ていた。