*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「なななんで?」
「土曜日で空きなかったから俺たち混ぜてもらったの! 具合が悪いとはいえ、よくあんな騒音の中で熟睡できたね?」
にっこり笑う男の子に私は全然笑えなくて……
「だからって……なんで膝枕してるわけ?」
「唸ってたから。大丈夫。何もしてないよ?」
そういう問題じゃないんだけど━━━━━━━!!
「何時?」
携帯の電源を入れて時間を見ると六時前……。ヤバイ。もう朝じゃん。
「私、帰る!」
バックを掴んでバタバタとカラオケボックスを後にした。
とりあえず和人に電話しなきゃ。心配してるはず……。
起きてるかな?ドキドキしながら和人に電話をかけた。