*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
そして私を見下ろしてくる和人の顔。
「な、何?」
この体勢はっ。
「あんまり俺のこと、欲情させないでくんない?」
「欲情!? させてないよ!!」
だって抱きついても、和人も普通にギュッと返してくれるし。
私はドキドキするけど、和人はいつも冷静だから、何も感じてないと思っていたのに。
「自覚なし? 一番やっかいだね」
そう言って首に唇を押しつけられて、チクンと軽い痛みが走った。
「ま、待って!」