*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



「彼女なんだから気を遣わないで甘えればいいじゃん」



“彼女……”



私のことまだ彼女って思ってくれてるの?



「あとさ、思ってることは言えば? 対等な関係じゃなきゃ付き合ってるなんていえないでしょ?」



な……によ……



言いたいことなんて



あるけど



嫌われるのが怖くて



うざいって思われるのが怖くて




言えなかったのに……




もう我慢できなくて涙を零しながら口を開いた。





「なんで……電話……出てくれないの……?」



その言葉を口にした瞬間、和人に抱き寄せられた。




「そう。その言葉を言ってほしかった」


「……イジワル」




もしかして、わざと……?私が気遣う態度ばかりとってたから……




対等な関係に戻すために、わざと怒らせるようなことしたの?





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