*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
耳にキスをされて、首筋を甘噛みされて一気に体中が熱くなる……
「サクラ……好きだよ……」
うん……私も……
「好……」
言い掛けた瞬間、私の制服のポケットから携帯の着メロが鳴り響く。
………………………。
「出ていいよ」
うっ……タイミング悪い。ごそごそ携帯に出ると真央からだった。
「はーい……。赤のグロス? うん、そういえばなかったかも……て、ええぇ!?」
真央からの電話で大絶叫する私を和人は首をかしげながら見ていた。