*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「サクラも言ってくれるならいいよ」
「え? 何を?」
「俺が言ってほしい言葉」
和人が私に言ってほしい言葉?
き……気になるっ!!
「いいよ! 言う!」
「ちょっと待ってて」
ニコッと笑って寝室に消えていく和人。手にメガネケースを持って戻ってきて、ソファーに座っている私にメガネをかけてくる。
「え……何で?」
「雰囲気出すため」
メガネで!?ていうか何、言わせる気!?
雰囲気って……
私の頭の中は完全にカテキョとか女教師とかエロいシチュエーションしか思い浮かばなくて
ドキドキしながら和人を見つめる。
その場に立たされて耳に髪をかけられた。