*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



「ああ、もう!」



顎をクイッと掴まれて顔を正面に向けさせられる。



「俺のものなら暴れるなって!」


「へ?」




………な、なんて?



今……言ってくれた?



普段と違う口調に言ってほしかった言葉。



しかも私の大好きなメガネ和人。



きゃ――――――!!!!


かっ、完全に胸を打ち抜かれて固まる私。



「お利口」



大人しくなった私に優しくキスをして、笑いかけてきた。



「俺はサクラのものだよ。だからサクラも俺のものね?」



穏やかな空気に優しい手つきで私の前髪をすくってソッと額にキス。




「誰にも渡さない……」




わ……わわ……


ここまで言ってくれるなんて予想外。




私……幸せすぎてこのままとろけそう。






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