*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



脱力した私はベッドから起き上がれなくて、そのまま枕に顔を埋めた。



和人は私のもので
私は和人のもの……



付き合ってたら当たり前のことだけど、言葉を変えたらそういうことなんだよね。



嬉しい……


さっきの和人の言葉で一時はどんなにへこんでも何でも頑張れそうだよ。



「サクラ、行くよ」


「ヤダ」


「どうしたら機嫌なおる?」



ベッドからいつまでも起き上がらない私に、優しく話し掛けてくる和人。



顔をあげてチラッと和人の顔を見ていいことを思いついた。




「……今日1日中、メガネかけて過ごして」


「俺が?」





< 372 / 472 >

この作品をシェア

pagetop