*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
だけど簡単に私の舌は押し戻されて、そのまま唇を重ねたままソファーに寝かされた。
「……っ!」
さっきのキスが大人のキスだって。一番濃厚なキスだって思っていたのに。
寝かされた状態で、上からキスをしてくる和人は奥深くまで舌を絡めてくる。
頑張って応えたくても全然ついていけない。
顔を背けると、顎を掴まれて逃がさないとばかりに激しいキスを繰り返される。
ああ、私。今、キスに溺れてる。
やっと唇を離されて、息を吐きながら、ゆっくりと目を開ける。
和人は息ひとつ切らしてない。慈しむような表情で私を見つめて、顔を耳元に埋めるとかすれた声で囁いた。
「……ギブ。サクラが欲しい」