*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「シャワー浴びてきていい?」
「うん」
少し寝てから目覚めた和人。私の額にキスをして起き上がるとバスルームに行った。
………携帯は枕の横に置かれたまま。
私が勝手に見ないって信用してくれてるんだね。
だけど……だけど……
「気になるよぉ」
どうしよう。見るなら今だ。ただの友達からのメールかもしれないし。着信音で目覚めないように電源切ってくれただけかもしれないし。
いや、でもマナーモードにすればすむことだよね。
どうしよう。どうしよう。
受信者の名前だけ
見て……いいかな。
「和人ごめん!」
バスルームからシャワーの音が聞こえてきたのを確認してから携帯を手に取る。
ドキドキしながら携帯の電源をオンにした。