*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



そう言って、私の前から立ち去ろうする男の人の腕を慌てて掴んだ。


「あの……スノーに会いに行っていいですか?」

「いいよ」


そして私に、一枚の名刺を手渡してくる。


「電話番号もメアドも書いてあるから。いつでも連絡して」


ふわりと優しく笑う彼を見て……。


ドキンと弾む胸。


恋?


私、生まれて初めて一目惚してしまった。



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