*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「どうしよう……」
お店なんてまだどこも開いてないし
とりあえず和人のマンションまでやって来た。
ため息をつきながら、インターホンを押すと開く扉。
「おはよー」
「……うん」
何?私をジッと見てくる和人に首をかしげる。
あっ……やっぱり気合い入れすぎた!?
「違うよ!? 和人に合わせて背伸びしたんじゃなくて、今日はクリスマスだからっ……」
「いや、似合ってるよ。驚いた……マジで綺麗になっていくから心配だよ」
へ?
玄関なのに唇を重ねられてドキッとして固まる私。
壁に背をつけて顔の横には和人の左手。
右手で頬を触れられて見つめられる。
うわ……心臓もたない。ドキドキしすぎて耐えられなくて自分から目を閉じた。
そんな私の唇に覆うように何度もキスを交わして
どんどん体が熱くなる。