「大好きです」

昼ごはん―

「あ~腹減った。心身ともに疲れたッス」

木村ッスの口ぐせが見事に移る俺。

サッカー部の部室。

友人たちは集まってくる。

「大輔~大変だな」

「見てた!!何だあの校長は!!!」

「何?何?大輔どうしたの?」

口々に言う野郎共。

「しょうがないッス。
 可愛い子に好かれた俺のイケてるフェンスが罪なわけよ~」

いつになくテンションが上がっている俺。

野郎共はナルシストな俺に引いた。

「から揚げ弁当うまいッス」

木村ッスが乗り移ったようになってしまった俺。

「大輔のアホ~」

「こいつバカだし!!」

笑いのたえない楽しい時間。

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