304号室【短編】
「はい」
小さな女の子が立っていた。
「こんにちは、今日引っ越してきたんだってね。私三階に住んでいる・・・雪凜(セツリ)・・・よろしくね」
「うん、よろしくね^^」
「あのね、お姉ちゃん・・・」
「ん・・・?なぁーに?」
少女は笑顔で言った。
「今日、私のとこであなたのためのパーティーを用意しているの・・・・・・来てくれない?」
「え・・・そ、そんなこと言われても困るよ・・・今日の夜、友達と・・・・・・」
言いかけようとした美久の声を少女が遮った。
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