さくらんぼ


あたし達が

そのまま通り過ぎようとした時、

中の1人が慌てた様に

あたしを呼び止めた。



「優実!!」




え――・・・?


あたしの名前を呼ぶ

聞き覚えのあるその声に

あたしは振り返った。――

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