さくらんぼ

あたしは今野さんが気にかかって、

一度だけ振り返ったけど

すぐに隼人の背中に着いていく様に

部室を後にした。


この心のせいか

少し薄暗くなった廊下を

隼人とただ黙って歩いていた。
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