さくらんぼ


「昨日ね、

あたしと2人で居たんだよ?

もしかして知ってたりする?」


あたしは何も言えなかった、

喉の奥が

からからに乾いていく様な感じがした。


「びっくりした?

それともう一つ良い事教えてあげるよ。」


この時、

今野さんの瞳が笑ってなかったのを

あたしは覚えている。


「良い・・こと?」―
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