月の心~それぞれの心
またもや一人ぼっち

お月さまは悲しくて
自分の身を隠しました
そうすればもう誰にも
話かけられず
悲しい思いを
しなくてすむから

けれどお月さまは
地球に住む生き物達や
海に住む自分の子供達が
どうしても気になり

姿を隠したり
現したり

そんな事を
繰り返すようになりました


地球に生きる物達は
それをいつの日からか

お月さまが満ちたり
欠けたりしている

そう言うようになりました

それからまた
時は流れてゆきます
気が遠くなるような
長い年月が…
ゆったりと
時には光のように
流れていきます


そして

またもや現れたのです
お月さまに話しかける
生き物が…
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