二人の秘密基地
京香が居てくれることが私の支えだよ…

「亜由美、ここで宿題していい?」

「いいよ」

宿題だいか…久しぶりに聞いた「宿題」って…

私はもう高校に入って全く学校に行ってない…

「私も学校に行きたいなぁ」

「行けばいいじゃん」

「行けないよ…病気だし。しかもあと一ヶ月しか生きれないし…」

「どうゆう事?あと一ヶ月しか生きられないって…」

言ってしまった…

「気にしないで…」

「ちゃんと、言ってよ!親友でしょ」

「うん…。こないだ京香が来てくれたでしょ。その前の日に「後一ヶ月、早ければあと一週間しか生きれない」って言われたの。ゴメンね…」

「何でもっと早く言ってくれなかったのよ…」

「ゴメン…」
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