君の音
気になる彼女
するとミズキちゃんは
またブンブンと首をふった
「ミズキちゃん
今日は もう 仕事
おわり?」
彼女はコクンと頷いた
「じゃあ スタジオで
打ち合わせ する?
今日 寒いし 」
すると彼女はちょっと待ってとジェスチャーをし道具を片付けだした
「俺も!俺も!」
「なんだよ?お前、打ち合わせとか嫌いだろ?」
「いいから!」
「お前、分かりやすいな」
「なんだよ…」
「いいけどさ…
お前もっとゆっくり話せ」
「へっ…?」
「ゆっくりな」
「そういえば、お前さっきもゆっくり…」
「あっ…ミズキちゃん
準備 出来た ?
じゃあ、 行こう
こいつも いるけど
イイかな ?」
彼女は少し戸惑った様だった…
「俺やっぱり嫌われた?」
本当は、数秒だろうけど
彼女が指でOKサインを出すまで
凄く長く感じた