GAME of goddess
プロローグ
序① 不安な少年
『あ~!さっぱり書けねぇ!つか書けるわけがねぇ!』
夏休み間近、まだ初夏だと言うのにあり得ない程暑くてイライラするある晩、全く星の見えない都会の夜に向かって俺は叫んだ。
時計の針が午前3時を指す頃、俺は課題レポートに追われていた。
レポートのタイトルは『会計監査論について』。明らかにアバウトなタイトルからも解るように全くやる気がなかった。
俺の名前は海藤祐希(かいどうゆうき)。東京の私立大学の経営学部三年生だ。三年前、税理士を志して新潟のド田舎から上京してきたのだが、《俺にゃ向いてない…》と今更になって諦め初めていた。
俺の飽きっぽい性格は昔からの不治の病みたいなものだ。ギター、スケボー、空手…など趣味としてやったがどれも中途半端になって今でも続いているのはない。
そんな俺だから彼女も1年以上同じだった事がない。すぐに彼女を取り替えるので高校二年にして“遊び人”の称号を得た。
ちなみに今彼女はいないし、東京に来てから恋愛なんて全くしていない。
午前4時になり、外では小鳥が鳴きはじめ、空が白々としてきて朝を迎える準備が整った頃、俺は眠気に完敗した。そして布団に潜り込んだ。
夏休み間近、まだ初夏だと言うのにあり得ない程暑くてイライラするある晩、全く星の見えない都会の夜に向かって俺は叫んだ。
時計の針が午前3時を指す頃、俺は課題レポートに追われていた。
レポートのタイトルは『会計監査論について』。明らかにアバウトなタイトルからも解るように全くやる気がなかった。
俺の名前は海藤祐希(かいどうゆうき)。東京の私立大学の経営学部三年生だ。三年前、税理士を志して新潟のド田舎から上京してきたのだが、《俺にゃ向いてない…》と今更になって諦め初めていた。
俺の飽きっぽい性格は昔からの不治の病みたいなものだ。ギター、スケボー、空手…など趣味としてやったがどれも中途半端になって今でも続いているのはない。
そんな俺だから彼女も1年以上同じだった事がない。すぐに彼女を取り替えるので高校二年にして“遊び人”の称号を得た。
ちなみに今彼女はいないし、東京に来てから恋愛なんて全くしていない。
午前4時になり、外では小鳥が鳴きはじめ、空が白々としてきて朝を迎える準備が整った頃、俺は眠気に完敗した。そして布団に潜り込んだ。