図書物語
鞄から宿題を取り出し、机の上に置いてみる。
さて、何からやろうか。
夏休みの宿題は3つ。
ひとつは、読書感想文。
ひとつは、数学の問題集。
ひとつは、英語の問題集。
この中で、唯一得意な教科は国語だけ。
といっても、私の得意というのは人並み程度であるということだ。
後は、数学も英語も不得意だ。
それなのに、この問題集の厚さといったら、英語と数学合わせたら辞書くらいあるんじゃないか。
うん、なんだろう。
先生達は、生徒に夏休みを楽しませたくないんじゃないだろうか。