図書物語





「あんまり寝れなくって、早く起きてきたんです。あ、今おじさんとおばさんの分のトーストが焼けるので、座って待っててください」





2人はありがとう、と言って席に着いた。




それから、3人で朝食をすませて、私はいつもより早めに家を出て学校に向かった。





朝の空気は冷たくて、制服のポケットに手を入れて暖をとる。





通学路を歩いている最中に





ふと、



気がつく。







< 61 / 71 >

この作品をシェア

pagetop