ぼくのきもち
不登校少女



「あいつの……………ヒミツ………よっか?」


「え!………なに?…………たい」


「実はさぁ…………の…………してんだ………で」




止めて!
止めて!
止めて!
止めて!
止めて!


もう私の話なんか止めて!




お願い…。








「ハッ!?」





…チュン チュン



「また夢か…」



時計を見ると
AM6:10


今日は平日。

普通の女子高生なら
今から顔を洗ったり、歯を磨いたり、制服に着替えたり、ご飯を食べたりして学校に行く準備をする時間。


でも私は普通の女子高生じゃないから
もう一度布団に入る。

とにかく冬の朝は寒い。


まぁ、布団に入るのは
それだけが理由ではないのだけれど。
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