ぼくのきもち

コン コン コン


私の部屋のドアが鳴る。


「光莉ー?起きた?」


「……………。」


父だ。
うちの家は父と私の二人暮らし。

「学校行けるか?
行けないなら無理するなよ。」


「……………。」


そして父は階段を降りていった。
そして玄関のドアの音。

父は仕事に行ったようだ。




「はぁ………。」


とある事がきっかけで2ヵ月程不登校になった私。

――――柳沢光莉。




学校は行きたくない。


でも行かなきゃ、
行かなきゃ卒業出来ない…退学になってしまう…。
でも行きたくない。



葛藤を繰り返す。
でも結局今日も行けないのだ。


そんな事を考えているから毎朝毎朝自己嫌悪。


そろそろ これからの事を考えないと…。
< 2 / 10 >

この作品をシェア

pagetop