月夜に悪魔-2-
「おじゃまするわ」
「……この声は…」
「あ、サラサさんとメディオス!」
お母さんが嬉しそうに言った
「どうも、おじゃまします」
「なんの用?」
お父さんが言った
「私の母上と父上が出かけるのよ、人間界のお屋敷じゃ心配で…。2人が帰ってくるまで私たちを泊めてくれるかしら?」
「俺からもお願いします」
メディオスさんもペコリと頭を下げながら言った
「私はいいよ~、泊まっても。いいよね?バラン」
「……皐月がそう言うんだったらいいよ、その代わり朝をうるさくしないでね」
お父さんは言った
「それで、私たちの子供もいるんだけど…いいかしら?」
「子供?」