好きなんて言えない


いちいちムカツクわね,この男。

あっ…そうだ!


「あ…あなたの名前は?」


「俺?」


「はい。」


すると男の人はドアについていたボタンを押した。


それと同時にさっきまで閉まっていたドアの横のシャッターが開く。


―ガガガガガ…


え…ここって…


「俺は…桜田 潤。」


サクラダ…ジュン…?


完全にシャッターが上がる。


そこに見えたのは…









「と…時計屋…?」


そう。ガラス越しに見えるたくさんの時計たち。


間違いない…ここは…


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