好きなんて言えない


えっ…うそ…


そこには


一人の男性が頭を抱えてしゃがみこんでいた。


もしや…もしや!!


私は慌てて男の人に駆け寄った。

「も…しかして…あの…」


「あ?」


男の人は怒りMAXの表情で私を見た。


うわっ…かっこいい。


さらさらの茶色の髪に茶色の瞳。
目は特別大きくないけれど
なんていうか…優しいたれ目。


「…おい。」


「へっ??」


「なに見てんだよ。」


「へっ…?」


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