こたつ彼女


すると真菜はわざわざ反対側から出てきて、こたつの近くで胡座をかいている俺の上に座った。


向かい合うように俺の膝の上にいる真菜はすごく照れていて、顔が真っ赤でかわいかった。


そして、こたつで暖まった真菜が俺を抱き締めて

「胡汰朗、お帰り。」

と言い、唇が触れるだけの軽いキスをした。

あー、可愛い。

俺も真菜を抱きしめる。


これが俺たちの冬の約束。



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