この想いがキミに届きますように
外に出ると冷たい風が髪を撫でた。

そして、気付いた事


涙が、渇いている・・・


「いつ渇いたのかな・・・」



〜♪〜♪〜♪〜♪


聞き覚えのある着メロが耳を掠めた。

―ピッ・・・。


「はい。空くん?」


『うん、詩音さん大丈夫?今どこ?!』



私、健太とちゃんと向き合った・・・

だから、大切なキミとも向き合わないとね。


「空くん、今から駅前の喫茶店に来てくれる?」


『えっ、いいけど、何で』


「話したい事あるの・・・」


どうしてもキミに伝えたい事が・・・。
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