恋〜ウンメイ〜
お母さんは私を家に入れてくれた。
「海斗から少しだけ聞いてたの。」
えっ!
「未歩がいたんだって。それを聞いたときすごく嬉しかったの。」
海斗は私のことをちゃんとお母さんに言ってくれてたんだ。
「ずっと会いたかったの。来てくれてありがとう。それと…お母さんって呼んでくれてありがとう。」
お母さんは泣いていた。
「当然だよ。だって私の本当のお母さんなんだもん。私もお母さんに会いたかった。やっと会えたね。」
私はほほえんだ。
そしたらお母さんもほほえんでくれた。
「お母さんからもちゃんと話すね。」
「うん。お母さんの気持ち、知りたいの。」
「わかったわ。」
お母さんは話し始めた。