恋〜ウンメイ〜
「結婚できねぇけど、形ぐらいなら出来るだろ?ってか俺がやりたかったんだけどな…。
んで未歩と俺の誕生日にどうしてもここで祝ってみたかったんだ。」
私は嬉しかった。
海斗はこんなにも私のことを考えてくれたんだ。
私は涙が止まらなかった。
そして海斗は私の指に指輪をはめてくれた。
「海斗っ…これ…。」
「誕生日プレゼント。安モンだけどな!」
海斗はそう言ってるけど私にはダイヤ以上に輝いて見えた。
「白石海斗は水谷未歩を双子の妹として、そして何よりも大好きな人として、愛し続けることを誓います。」
!!!!!
そう言ってくれた海斗はすごくかっこよかった。
「…っ水谷未歩は白石海斗を双子の兄として、そして何よりも大好きな人として、愛し続けることを誓います。」
私たちは顔を見合わせて笑った。
「なんか俺、キザじゃね?」
「でもそんな海斗、嫌いじゃないよ!」
私たちは口付けを交わした。
まるで本当の結婚のように…。