恋〜ｳﾝﾒｲ〜

「嫌われたかと思ったのはこっちだよ。こんな嫉妬深い男、嫌いになったかと思った。」


「嫌いになるわけないじゃん！だって海斗が好きなんだもん。本当に大好きなの！」


未歩はさらっと恥ずかしいことを言った。

でもそれがすごく嬉しかった。

俺、こんなにも想われてるんだなって思った。



「俺な、未歩は大地のことお兄ちゃんって思ってるのはわかってるんけど、やっぱ彼氏としては血の繋がってない男が一緒にいるってのがムカつくって言うか…んーうまく言えねぇ…。」


ただ大地に嫉妬してるってだけなんだけど…。


そう思っていたら…、未歩が俺の頬にキスをしていた。