恋〜ウンメイ〜
―回想―
「一目惚れしたんです!付き合ってくれませんかッ!」
顔を赤くして大きな声で言われた。
いや、“付き合ってくれませんか”って俺付き合ってるし。
この子知らないのか?
「俺、付き合ってる子いるし。」
そう言ったら彼女は
「知ってます。それでも好きなんです。」
知ってるのかよ!
っかそんなに俺がいいのか?
一目惚れって…。
なんか思い出すなぁ。
俺が未歩を好きになったのも一目惚れしたからだったし。
「ごめんな。気持ちには答えられない。俺も今の彼女に一目惚れだったから。」
そう言うと彼女はびっくりしていた。
「そう…なんですか…。」
「ありがとうな。好きになってくれて。君、かわいいからすぐに俺よりいい男できるよ。」
そう言って俺は帰ろうとした。
「彼女さんと幸せになって下さい。」
彼女はそう言ってくれた。
「ありがとう!」
―回想終了―