恋〜ウンメイ〜
「水谷が固まった!」
誰かの声で我にかえった俺はすぐにその子から目をそらした。
ドックンドックン…
まだ心臓が鳴っている。
こんな恋は初めてだ。
こんなにもドキドキしたのは生まれて初めてかもしれねぇ。
「あれ!?海斗じゃね!?」
1人の男子の声が聞こえた。
それにつられて教室に声が飛びかった。
「ほんとだ!海斗だぁ!」
「白石く〜ん!」
「よっ!お前ら久しぶり〜。何年ぶりだぁ!?」
小学校が一緒だったヤツらだ。
みんな覚えてくれてたんだな!
ちょっと感動した。