恋〜ウンメイ〜
「また雑用係だな!アイツ。」
「ってかあれだよなぁ。先生って水谷のことなんだかんだ言って気にってるよな!」
「確かに〜!」
男子が言う。
まぁ見ての通りだろう。
あれは絶対に気に入ってる。
ちょっとムカつく。
「でも未歩かわいいからさぁ」
「うん!うん!」
なんて女子が言う。
そういう問題なのか?
「よっ!海斗!元気にしてたか?」
そう声をかけてきたのは親友の瞬だった。
「よー瞬!久しぶり!元気元気!お前こそ元気にしてたか?」
なんか久しぶりに会ったのに全然変わってない俺ら。
瞬は昔から何でも話せる最高の親友だ。
「俺はいつでも元気だぜ!」
「あんさ、さっきの子誰?」
気になったあの子のことを聞いてみた。
「あぁ未歩。俺らのクラスのムードメーカーだよ。」
「しかもめっちゃモテる!」
「運動神経抜群だしおもしろいしまぁちょっと天然でまたそこがいいよな!」
「本人自覚なしだが、学年じゃ一番モテてるとおもうぜ。」
瞬の言葉に続きみんながその子のことを語りだした。
やっぱモテるんだなぁ。